CVIC通信

CVICより皆様へのメッセージを届けます

「可能性を見出す」“See possibility”

仕事をしていると多くの壁や限界(Limitation)に直面することがあります。何か新しいことを始めようとすると、多くの限界が目に付くことが多いです。こういう限界があるから無理だなと感じることは、非常に多いと思います。日々の業務でも、こういう限界があるから出来ないという目で見ていると、斬新なIdeaも出なくなってきます。そこで発想を変えて、限界を考えるよりも先に、何か自分に出来ることは無いかと可能性(Possibility)を探すことが重要と思います。また、組織でLeadershipを発揮すべき人にとっては、一緒に仕事をする人のPossibilityを探すことが重要と思います。人に言われて初めて気付くこともあるでしょうし、やってみて初めて自分でも気付いていないPossibilityに気付くこともあると思います。アメリカの有名な経済雑誌であるFortuneに、5年連続で最も影響力のあるビジネスウーマンに選ばれた元HP社(ヒューレット・パッカード社)のCEOであるCary Fiorinaの有名なCommentがあります。

「Leaderの最も大事な仕事は、その人も気付いていないような可能性(Possibility)を見つけること。」

彼女はStanford大学出身ですが、母校でのSpeechでこのような例を披露していました。

数年前にHarvard大学の卒業生の集まりにゲスト参加した際に、卒業生が口々に言うのが下記のCommentです。

「今は非常に経済が大変な時期で、何をしても無駄だよ。」

彼女は、翌日に戦場で手足を失った若い兵士を慰労訪問する機会がありました。その兵士のCommentが下記です。

「こんなつらい経験をした自分だからこそ出来ることがあると思う。何かこの経験を生かして社会に貢献したい。」

エリート集団のHarvard卒業生は、皆さん健康で、経済的にも、社会的にも影響力のある地位にいます。一方、戦場で負傷した兵士は、体も不自由で、社会的な地位もありません。対照的な人間ですが、気持ちの持ち方一つで、こんなにも違うLeadershipを発揮することが出来るという実例です。

CVICは、日本初の心臓特化型Imaging Centerという挑戦です。多くの困難、限界に直面すると思います。しかし、いつでも現状を嘆くのではなく、常に可能性を見つけていく("See possibility”)努力を心がけて行きたいと思います。

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